時間外加算、休日加算、夜間・休日加算、深夜加算

時間外や休日に処方箋を受け付けて、いったい何の加算を算定すればいいのか?
さんざん調べてきた”薬局長ユタカ”です。

  • 時間外加算
  • 休日加算
  • 夜間・休日加算
  • 深夜加算

のいったいどれを算定すればいいの?

「早くレセ入力して薬を渡したい」

「今から本で調べるのも時間がかかるし、すぐに知りたい」

いま、お困りの方のために
「開局している?」「閉局している?」、「いつ処方箋を受け付けた?」で、どの加算を算定すればいいかをすぐに分かるようにしました。

すぐ下です
↓↓↓↓↓↓

該当の加算をすぐに見つける

 今、薬局はまっている。
以下の時間に処方箋を受け付けた。

 今、薬局はまっている。
以下のに処方箋を受け付けた。

  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3) → 休日加算
  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3)以外で薬局が決めた休業日 → 時間外加算
    • 例1:お盆休みのうち休日以外の日
    • 例2:門前病院の臨時休業に合わせた休業日(休日以外)

今、薬局はいている。
以下の時間に処方箋を受け付けた
※平日:19時~、土曜日:13時~は、全ての処方箋について、夜間・休日等加算を算定できる。

今、薬局はいている。
以下のに処方箋を受け付けた。

  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3) → 夜間・休日等加算
    例:1年中、毎日、開局している薬局⇒休日は夜間・休日等加算を1日中、算定できる。

その他

  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3)に輪番制で開局 → 休日加算
    ※輪番制:「持ち回りの順番」のこと
     例:門前病院の休日当番日に、依頼されて開局する
  • 夜間の救急医療確保のために開局 → 深夜加算
  • 輪番制による深夜休日当番に開局 → 深夜加算

 

休日加算

  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3)、薬局を閉めていたが、急病などやむを得ない理由で開局
  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3)に、 輪番制(事前に予定していた)で開局
  • 加算点数=「調剤基本料+調剤料」×140/100

休日加算の事例

  • 日曜・祝日・年末年始に、薬局を閉めていたが、患者さんの急病で処方箋を受け付けた。
  • 門前の病院が休日診療の当番に当たり、薬局は休みだったが、輪番制で開局した。

時間外加算

  • 平日の6:00~8:00、18:00~22:00、薬局を閉めていたが開局
  • 休日(日曜・祝日・12/29~1/3)以外の日、”薬局が決めた休業日”で閉まっているときに開局
    例:お盆休み、休日以外の日に”門前病院が休診”のため薬局も閉局
  • 加算点数=「調剤基本料+調剤料」×100/100

時間外加算の事例

  • 薬局を閉めた後に、患者さんから開けてほしいとの要望があり、21:00に再び開局した。
    (22:00以降の深夜に開けた場合は、深夜加算を算定)
  • 8月13日~8月15日は、お盆で休みで閉まっていたが、患者さんから開けてほしいとの要望があったため開局した。

深夜加算

  • 平日の22:00~6:00、薬局を閉めていたが開局
  • 夜間の救急医療確保のために開局
  • 輪番制により、深夜休日当番に開局
  • 加算点数=「調剤基本料+調剤料」×200/100

深夜加算の事例

  • 薬局を閉めた後に、患者さんから開けてほしいとの要望があり、23:00に再び開局した。

夜間・休日等加算

  • 開局時間中、19時以降(土曜日は13時以降)の処方は全て算定できる
    (平日:19:00~AM8:00
     土曜日:13:00~AM8:00)
    ※薬歴に、処方箋受付時間の記載が必要なので、注意してください
  • いつも休日(日曜・祝日・12/29~1/3)に開局しているのなら、終日算定できる
    例:365日、開局している場合は、休日は1日中算定できます
    (門前病院の休日当番により、輪番制で開局した場合は、休日加算を算定)
  • 加算点数=40点(処方箋受付1回につき)

夜間・休日等加算の事例

  • 患者さんの来局が続いたため、平日19:00以降(土曜日13:00以降)も処方箋を受け付けた。
  • 毎週日曜日・祝祭日に開局している(終日算定できる)。
  • 門前の病院が休日当番になった。
    病院からの依頼があったわけではないが、薬局の判断で休日に開局した。

”時間外加算と休日加算の違い”を例で説明

休みの日を”時間外加算”か”休日加算”のどちらにするのかは、いつも迷います。
(とても良く似ているので)

”お盆休み”と”年末年始”を例に分かりやすく説明します。

お盆休みの例

”お盆休み”が8月9日~13日
8月9日(日) 休日加算
8月10日(月)祝日 休日加算
8月11日(火) 時間外加算
8月12日(水) 時間外加算
8月13日(木) 時間外加算

上記を解説すると、

  • 8月9日(日)、8月10日(祝)
    日曜・祝日のため、休日加算
  • 8月11日~13日
    ⇒日曜・祝日ではなく、薬局が決めた休みのため、時間外加算

年末年始の例

”年末年始の休み”が12月29日~1月6日
12月29日(日) 休日加算
12月30日(月) 休日加算
12月31日(火) 休日加算
1月1日(水) 休日加算
1月2日(木) 休日加算
1月3日(金) 休日加算
1月4日(土) 時間外加算
1月5日(日) 休日加算
1月6日(月) 時間外加算

(ちょっと、休みが長すぎますが)

上記を解説すると、

  • 12月29日~1月3日
    年末年始のため、休日加算
  • 1月5日(日)
    日曜日のため、休日加算
  • 1月4日(土)、1月6日(月)
    ⇒年末年始、日曜・祝日ではなく、薬局が決めた休みのため、時間外加算

レセプト・薬歴・調剤録への記載

時間外加算(レセプト摘要欄への記載方法)

  • 記載場所⇒レセプト摘要欄
  • 記載すべきこと
    • 処方箋を受け付けた月日・時間
    • 加算を算定した事由
  • 記載例
    • 令和2年10月8日20:00、閉局後に処方箋を受け付けたため、時間外加算を算定

休日加算(レセプト摘要欄への記載方法)

  • 記載場所⇒レセプト摘要欄
  • 記載すべきこと
    • 処方箋を受け付けた月日・時間
    • 加算を算定した事由
  • 記載例
    • 令和2年1月2日AM9:00、患者さんの急病により処方箋を受け付けたため休日加算を算定
    • 令和2年1月2日AM9:00、輪番制による開局のため休日加算を算定

深夜加算(レセプト摘要欄への記載方法)

  • 記載場所⇒レセプト摘要欄
  • 記載すべきこと
    • 処方箋を受け付けた月日・時間
    • 加算を算定した事由
  • 記載例
    • 令和2年10月8日23:00、閉局後、患者さんの急病により処方箋を受け付けたため、深夜加算を算定

夜間・休日等加算(薬歴または調剤録への記載方法)

  • 記載場所⇒薬歴または調剤録
  • 記載すべきこと
    • 処方箋を受け付けた月日・時間
  • 記載例
    • 平日 ⇒令和2年10月8日19:30、夜間・休日等加算を算定
    • 土曜日⇒令和2年10月10日13:30、夜間・休日等加算を算定

    Q&A|こんなとき”どうする?”

    Q:開局時間内に処方箋を受け付けたが、「後で取りに来る」と言っていったん外出された。
    ところが、開局時間内には来局せずに、夜(時間外)になってから薬を取りに来られた。
    時間外加算は算定できるか?

    A:できない。
    ”処方箋の受け付け時間”が時間外なら算定できる。
    ※調剤応需態勢をとっていないことが条件

    Q:開局時間外である平日21時に急病の患者のために開局し、調剤した。
    その間に、さらに別の患者も来局し、調剤した。
    時間外加算は、どのように算定すればいいのか?

    A:1人目、2人目ともに時間外加算を算定できる。

     

    Q:昼休みは、時間外加算を算定できるか?

    A:できない。
    時間外加算は、6~8時、18~22時のため。

     

    Q:開局時間の季節的変更、臨時変更は認められるか?

    A:妥当な事由があれば、認められる。
    開局時間の届出手続きに準じて、あらかじめ開局時間を変更する旨届け出ることが必要である。

     

    各加算についての厚生労働省の資料

    最後に、参考にした「厚生労働省の資料」を示します。

    各加算の点数・掲示について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    4 保険薬局が開局時間以外の時間(深夜(午後10時から午前6時までをいう。以下この表において同じ。)及び休日を除く。)、休日(深夜を除く。以下この表において同じ。)又は深夜において調剤を行った場合は、時間外加算、休日加算又は深夜加算として、それ
    ぞれ所定点数の100分の100、100分の140又は100分の200に相当する点数を所定点数に加算する。
    ただし、専ら夜間における救急医療の確保のために設けられている保険薬局において別に厚生労働大臣が定める時間において調剤を行った場合は、所定点数の100分の100に相当する点数を所定点数に加算する。

    <調剤技術料>
    区分01 調剤料
    (9)調剤技術料の時間外加算等

    ア  時間外加算は調剤基本料を含めた調剤技術料(基礎額)の100分の100、休日加算は100分の140、深夜加算は100分の200であり、これらの加算は重複して算定できない。

    イ  時間外加算等を算定する場合の基礎額は、調剤基本料(調剤基本料における「注1」から「注8」までを適用して算出した点数)と調剤料のほか、無菌製剤処理加算及び在宅患者調剤加算の合計額とする。
     嚥下困難者用製剤加算、一包化加算、麻薬・向精神薬・覚醒剤原料・毒薬加算、自家製剤加算及び計量混合調剤加算は基礎額に含まない。

    ウ  「区分番号13の3」のかかりつけ薬剤師包括管理料を算定する場合の時間外加算等については、かかりつけ薬剤師包括管理料の所定点数を基礎額として取り扱う。

    エ  時間外加算等を算定する保険薬局は開局時間を当該保険薬局の内側及び外側の分かりやすい場所に表示する。

    時間外加算について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    オ 時間外加算

    (イ)各都道府県における保険薬局の開局時間の実態、患者の来局上の便宜等を考慮して、一定の時間以外の時間をもって時間外として取り扱うこととし、その標準は、概ね午前8時前と午後6時以降及び休日加算の対象となる休日以外の日を終日休業日とする保険薬局における当該休業日とする。

    (ロ)(イ)により時間外とされる場合においても、当該保険薬局が常態として調剤応需の態勢をとり、開局時間内と同様な取扱いで調剤を行っているときは、時間外の取扱いとはしない。

    (ハ)時間外加算を算定する患者については、処方箋の受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。

    (ニ)「注4」のただし書に規定する時間外加算の特例の適用を受ける保険薬局とは、一般の保険薬局の開局時間以外の時間における救急医療の確保のため、国又は地方公共団体等の開設に係る専ら夜間における救急医療の確保のため設けられている保険薬局に限られる。

    (ホ)「注4」のただし書に規定する「別に厚生労働大臣が定める時間」とは、当該地域において一般の保険薬局が概ね調剤応需の態勢を解除し、翌日調剤応需の態勢を再開するまでの時間であって、深夜時間を除いた時間をいう。

    休日加算について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    カ 休日加算

    (イ)休日加算の対象となる休日とは、日曜日及び国民の祝日に関する法律(昭和23年法律第178号)第3条に規定する休日をいう。なお、1月2日、3日、12月29日、30日及び31日は休日として取り扱う。

    (ロ)休日加算は次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態として又は臨時に当該休日に開局している保険薬局の開局時間内に調剤を受けた患者については算定できない。

    ① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番制による休日当番保険薬局等、客観的に休日における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者

    ② 当該休日を開局しないこととしている保険薬局で、又は当該休日に調剤を行っている保険薬局の開局時間以外の時間(深夜を除く。)に、急病等やむを得ない理由により調剤を受けた患者

    深夜加算について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    キ 深夜加算
    (イ)深夜加算は、次の患者について算定できるものとする。なお、①以外の理由により常態として又は臨時に当該深夜時間帯を開局時間としている保険薬局において調剤を受けた患者については算定できない。

    ① 地域医療の確保の観点から、救急医療対策の一環として設けられている施設、又は輪番制による深夜当番保険薬局等、客観的に深夜における救急医療の確保のために調剤を行っていると認められる保険薬局で調剤を受けた患者

    ② 深夜時間帯(午後10時から午前6時までの間)を開局時間としていない保険薬局、及び当該保険薬局の開局時間が深夜時間帯にまで及んでいる場合にあっては、当該開局時間と深夜時間帯とが重複していない時間に、急病等やむを得ない理由により調剤を受けた患者

    (ロ)深夜加算を算定する患者については、処方箋の受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。

    夜間・休日等加算について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    5 午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(深夜及び休日を除く。)、休日又は深夜であって、当該保険薬局が表示する開局時間内の時間において調剤を行った場合は、夜間・休日等加算として、処方箋受付1回につき40点を所定点数に加算する。ただし、注4のただし書に規定する場合にあっては、この限りでない。

    時間外加算と夜間・休日等加算の違いについて(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    <調剤技術料>
    区分01 調剤料
    (10)調剤料の夜間・休日等加算
    ア 夜間・休日等加算は、午後7時(土曜日にあっては午後1時)から午前8時までの間(休日加算の対象となる休日を除く。)又は休日加算の対象となる休日であって、保険薬局が表示する開局時間内の時間において調剤を行った場合に、処方箋の受付1回につき、調剤料の加算として算定する。ただし、時間外加算等の要件を満たす場合には、夜間・休日等加算ではなく、時間外加算等を算定する。

    夜間・休日等加算算定時の”掲示”と”薬歴または調剤録への記載”について(厚労省資料)

    厚生労働省保険局医療課医療指導監査室を引用

    <調剤技術料>
    区分01 調剤料
    (10)調剤料の夜間・休日等加算
    イ 夜間・休日等加算を算定する保険薬局は開局時間を当該保険薬局の内側及び外側の分かりやすい場所に表示するとともに、夜間・休日等加算の対象となる日及び受付時間帯を薬局内の分かりやすい場所に掲示する。また、平日又は土曜日に夜間・休日等加算を算定する患者については、処方箋の受付時間を当該患者の薬剤服用歴の記録又は調剤録に記載する。